2022 年度 春学期 授業感想

いやーマジで苦しかった春 AB モジュールが終わりましたねー

2022 年度学期に筑波大学で開講された授業の感想をまとめたものです。
あくまでも個人の主観に基づいた評価です。

プログラミング(GC12701)

  • 春AB、火曜5, 6限、2.0単位、2年次
  • オンデマンド
  • 情報メディア創成学類 必修

今学期一番の鬼門と評されている科目。 内容としては Linux コマンドの操作、LaTeX を用いた文書作成、C 言語によるプログラミング。 C 言語のバージョンは化石もとい C89 を用いるのでブロックの冒頭で変数を宣言する必要がある。 コンパイルが通らないと0点にされるので例年落単者が多発するらしい。

課題・成績評価

  • レポート(20点)× 5回
  • 出席確認のアンケート

初回はLaTeXの演習を兼ねたレポート作成で、2 回目以降は C 言語の操作。 標準入力の扱いから LinkedList の実装まで。 指定要件がやたら多く、誤字脱字等でも減点対象となるため、プログラムよりも日本語を書く方に神経と時間を割く必要がある。

ヒューマンインタフェース(GB40301)

  • 春AB、木曜5, 6限、2.0単位、3, 4年次
  • オンデマンド(試験のみ対面)

2人の先生が講義を担当する。 人間の認知モデル、インタフェースの設計法、機械とのインタラクションなどを扱う。 高年次向け授業に一人で果敢に挑むのは普通に辛くなるのでやめましょう

課題・成績評価

  • レポート(25点)× 2回
  • 期末試験(対面)

レポートは認知モデルを用いて過去の事例等を分析する回と、ソフトウェアを用いて行った実験の結果・考察を述べる回の2回。 期末試験は網羅的に出題されるため暗記力がないと厳しい。 試験で大爆死(20 点とか)したもののレポートを真面目に取り組んでいたため単位がきた(よかった)。

線形代数B(GC11801)

  • 春AB、月曜1, 2限、2.0単位、2年次
  • オンデマンド(講義動画なし)
  • 情報メディア創成学類 必修

線形代数 A の続き。教授と学生のレスバが Twitter 上で観測された。

課題・成績評価

  • 毎回のレポート(8回程度)

レポートでは課された演習問題に対して解答する。 最終回のレポートの難易度が尋常ならざる高さ。 レポートにハンドルネームを記述し、ハンドルネームと紐付けて毎回のレポートの点数が開示される。

確率と統計(GC11601)

  • 春AB、水曜1, 2限、2.0単位、2年次
  • オンデマンド
  • 情報メディア創成学類 必修

確率と統計。高校における数 A を大学レベルに引き上げたような内容。

課題・成績評価

  • 小テスト(オンライン)

15–20 分程度の制限時間付き。難易度にばらつきがある。

コンピュータシステムとOS(GC13101)

  • 春AB、月曜5, 6限、2.0単位、2年次
  • オンデマンド(試験のみ対面)
  • 情報メディア創成学類 必修

前半は CASL II を用いたアセンブリプログラミング、後半は OS の基礎(タスクスケジューリング方式や gcc のコンパイルなど)。 情報科学類開設のコンピュータとプログラミング(GB11964)と内容が酷似しているので併せて取ると良いかも。

課題・成績評価

  • 毎回のレポート
  • 期末試験(対面)

レポートはアセンブリのプログラムと実行結果等を提出する。 期末試験は情報処理技術者試験のような内容だった。

データ工学概論(GC13201)

  • 春AB、火曜1,2限、2.0単位、2年次
  • 同時双方向(試験のみ対面)
  • 情報メディア創成学類 必修

データベースの扱い方と、演習として MySQL を用いた DB 構築、PHP を用いた簡易的な Web アプリケーションの実装。 知識開設。 授業は Teams と Slack の双方を使用する。 先生が格好良い。

課題・成績評価

  • 毎回のレポート
  • Webアプリケーションの提出・相互評価
  • 期末試験(対面)

毎回のレポートは PowerPoint 形式で提出。 データベースのスキーマや実体関連図(ER 図)などを記載する。 必修授業であるため、レポート・課題・試験の全てで出来が酷いような状況でない限りは落単しないらしい。

メディア社会学(GC20101)

  • 春AB、火曜3, 4限、2.0単位、2年次
  • 対面

メ創では珍しく文系科目。 メディア社会学とあるが社会学が殆どでメディア要素はほぼない(これはガイダンスでも言及されていた気がする)。 先生が学歴の話を頻繁にしていた(人物の紹介時に「○○大の卒業で」などの触れ込みが幾度となく登場)。 「対面授業の方が伝わる情報量が多い」とあったが、実際のところ何を話しているかがあまり聞き取れなかった。

課題・成績評価

  • 期末レポート(95%以上)
  • 出席確認(respon)

respon にくじが付いていて、くじで当たると授業中に指名されるとされていたが、その機会は一度しかなかった。 期末レポートは与えられたテーマを一つ以上選択して論述する。 回りのみんなは大体 A, A+ を取れていた模様(ただし私は B でした)。

応用体育野外運動(春)(2245223)

  • 春AB、金曜2限、0.5単位、2年次
  • 対面

野外活動実習場(野生の森)でグループワークを行う。 グループは 10 人程度で、初回授業の際にランダムで割り振られる。 通年で活動。 大抵は楽しい内容(目隠しをしてコミュニケーションを取る等)なものの、急な斜面を登らされるなど運動神経がないと厳しい回も稀にある。

課題・成績評価

  • 出席
  • 期末レポート

雨天時はオンデマンド授業でミニレポートが課題として課される。 期末レポートは授業を通じて学んだことを A4 1–2 枚程度に纏める。

データベース概説(GE21101)

  • 春AB、木1,2、2.0単位、2年次
  • オンデマンド

データベースの概念や設計 と、演習として SQL を用いた SQLite の操作。

課題・成績評価

  • 出席アンケート
  • 演習
  • 期末試験(オンデマンド)

出席アンケートには授業内容の要約や感想を書く必要がある。 演習は SQL に関する問題が 50 題で、単なるデータベースの操作なので基礎的な知識で解ける。 期末試験は MS Forms を用いた持込可能なオンライン試験。 難易度は高くない。

ACPC連携講座: ライブ・コンテンツ論(GC27701)

  • 春AB、水5, 6限、2.0単位、2―4年次
  • 同時双方向・オンデマンド

今期イチオシ授業。 ライブ・コンテンツ業界の講師の方がオムニバス形式で様々な講義を行う。 8K 技術, サブスクリプション, インカメラ VFX の話などが興味深かった。 初音ミクの生みの親の方が来ていた。おすすめ!

課題・成績評価

  • アンケート
  • 期末レポート

毎回のアンケートは講義に関連した内容を 100 字程度で記述。 期末レポートも分量は多くない。

グラフィックツール基礎演習(YAL1012)

  • 春C、木5, 6限、1.0単位、1, 2年次
  • オンデマンド

Photoshop, Illustrator, InDesign の使い方を網羅的に扱う科目。 類似科目にグラフィックデザイン特別演習(YBL2502)などが存在。

課題・成績評価

  • 課題

最初の3回は Adobe CC を用いて講義中の操作を再現する課題。 独創性などは特に求められない。 最終課題では、東北地方の釜石市を題材にパンフレットを作成する。先生による講評がある。

コンピュータとプログラミング(GB11964)

  • 春ABC、金3, 4限、3.0単位、1, 2年次
  • オンデマンド(試験のみ対面)

シェルの操作、x86 アセンブリ言語、x86 アセンブリ言語の 3 つを主に扱う。 coins における導入的な役割の科目で、メ創ではプログラミング(GC12701)やコンピュータシステムとOS(GC13101)に対応する科目と思われる。

課題・成績評価

  • 出席確認(respon)
  • レポート
  • 中間・期末試験(対面)

出席確認は単位取得の条件確認にのみ用いられ、成績には反映されない。 あまりにも respon の出し忘れが多かったため救済措置があった。 テキストファイルでの提出で良く、コードだけ提出などでも良かったので分量としてはかなり楽だった。 レポートは基礎レベル(例:浮動小数点の扱い)だったが、周囲の話を聞く限りだと coins の人間でも結構苦しむ人が多かったとか。 試験問題は標準程度。

実施教室のエアコンが効いていなくてとにかく暑かった。 試験終わりに中華第一麺に行った。

微分積分B(GC11701)

  • 春AB、木3, 4限、2.0単位、2年次
  • オンデマンド

講義動画もレポートも延々と公開されなかった伝説の科目。 難しかったけど単位は取れた。

課題・成績評価

  • 期末レポート

教科書の課題を解いて出すみたいな感じだった気がする。記憶になし……